Feather Dream

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| 2015.11.22 Sunday | - | - |


夢の中のユメノナカ Act.3
Act.3






私と鷹野君は、公園の中を歩いていた。
どこも行く所がなかった…って言ったら嘘になるけど、補導されたら終わりだしね〜。

そして私は、一つの屋台を発見した。


「ぁ!クレープ屋さんだー♪」

思わず叫んでしまった。
だって、クレープ大好きなんだもーんv


「買ってこよーか?それぐらいなら奢るよ。」

「ぇ!?いいの???」

奢りという言葉に思わず反応してしまったよ。
いい機会だし、鷹野君の言葉に甘える事にした。


「んーと、何味がいい?」

「チョコバナナ!!」

鷹野君が聞いてきた瞬間に、私は即答した。
そしたら、鷹野君が笑い出した。


「あはは、やっぱり藤枝さんって面白いな。」

「やっぱりってどーゆー事よーっ!そんなに笑わないでよ〜。」

私は必死に抵抗しつつ言った。
これじゃ、私が子供っぽいみたいじゃないの〜。

少しして、鷹野君は笑いを無理矢理止めつつ言った。


「じゃあ、買ってくるからどこか適当な所に座っといて。」

「おっけー♪」

鷹野君は、クレープを買いに行った。

多分、まだ笑ってるんだろうなー。
そんなにおかしい発言だったかなぁ?

そんな事を考えつつ、私はベンチに座り、鷹野君を待った。

そこから見る景色はとてもキレイで、都会の汚れた空気を癒してくれるような空間だった。

都会にも、こんな場所が残ってたんだな…。

私は、その中でも辺り一面が緑色の場所を見つけた。
もしかして…と思い、立ち上がった。


「藤枝さん?どうしたんだ?」

「ぁ、鷹野君。早かったね〜。」

「人が全然居なかったしね。」

後ろから聞こえてきた声に反応する。
そして、その場に座り、ぼけ〜っとしていた。


「ん、食べないの?」

「ぁ、うん、勿論食べるよ。いただきまーす♪」

こう、クレープを食べながらも、色んな事を考えている。

2人の子供。

約束。

四つ葉のクローバー。

全部、どこかで引っかかってるんだよね。
何でだろう……?



「次、どこ行こうか?」

「うーん…ぁ、そだそだ、近くなんだけど行ってもいい?」

「あぁ、いいよ。」

私は、あの辺り一面の緑色の場所を思い出し、そこに向かった。
鷹野君も、私の後についてくる。

別に、私は行く用事はないんだけど、どうしても鷹野君に見せたかったから…。

そして、その場所に到着した。

そこは、辺り一面が三つ葉のクローバーで埋め尽くされていた。


「うわぁ…こんな場所があるなんてねぇ…。」

ちらりと横目で鷹野君を見た。
鷹野君は輝かしい顔で、そこを見ていた。

そして、そのまま走り、まじまじと三つ葉を眺め始めた。
私は、そんな鷹野君に話しかけてみることにした。


「何か探してるの?」

「アレだよ、アレ、四つ葉のクローバー!」

「それって、持ってたら幸せになれるってやつでしょ?」

あの時の…夢みたいな時の男の子のようなことは言わず、自分が聞いた事あるのを言った。
鷹野君は笑顔で答えた。


「そうそう、だから探し出してプレゼントするんだ!」

「そうなんだ。誰に?」

「幼い頃、約束したんだ。俺が必ず見つけるって!でも、相手の子はそんな事忘れてると思うけど…。」

鷹野君は苦笑した。


「そんな事ないって!相手の子は絶対覚えてるって!絶対に…。」

そんな事言うつもりはなかった。
でも、こうでも言わないと、私の気が治まらないし、鷹野君が泣きそうに見えたから…。


「ありがとう…。やっぱり藤枝さんは優しいんだね。」

鷹野君が微笑みながら言った。
その笑顔はとても素敵で、私は思わずドキドキしてしまった。


「さて、少し探してもいいかな?」

「いいよ。私も見つけようかなーっと♪」

「どっちが先に見つけれるか、競争だな!」

「負けないんだからっ☆」

私達は、自然と笑顔になる。
そして、再び探し始めた。

でも何でだろう…。
私も、自分の手で四葉のクローバーを見つけなきゃならないと思ったんだ。

何が、私をそうさせてるの……?


すると、またさっきと同じように私の脳裏に映像が流れ始めた。





また場所が違う、今度は…街の中。

私が幼い頃に住んでた街……?

今回もあの2人がいるんだろうと予想して見回していたら、大きな木の下に2人はいた。


「僕が引っ越す前に、よつばのくろーばー見つけられなくてゴメンね…。」

「そんなのいいよぉ。そんなのいいから…遠くに行かないでよぉ!私を1人にしないで…。」

女の子は泣きそうになりながら言った。
男の子も泣きそうだ。


「ゴメンね…僕も行きたくないんだけど、お父さんが…。」

男の子は淋しそうに言った。


「…また、会えるよね?」

「当たり前だよ!遊びに行くから…。」

男の子が涙交じりの笑顔になる。


「…うんっ!私…こうちゃんがこっちに遊びに来るまで、よつばのくろーばー見つけるから!だから…。」

女の子も涙交じりの笑顔になる。


「僕も必ず見つけるから!約束だもんね!」

「ねぇ、今度、遊びに…じゃなくて、ここに帰ってきた時は、あの時の約束、守ってくれる…?」

「もちろんだよ!絶対にかおちゃんと………。」

「ありがとう♪私もこうちゃんのこと………。」

「僕の宝物、もらって………。」

「……ありがとう………。」






「忘れないで」か……。
忘れてたのは、私だったみたいだね……。


―私は、求められていたんだ。
――ずっと、今まで……。
| 2000.01.07 Friday | Novel | - |


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